FX初心者の方がFXを始めるに当たっては、不安もあると思いますが、そもそも完全に安全な資産保全術などは存在しないのです。

FX外国為替証拠金取引とは何か

 FXとは、元々は外国為替を表すForeign Exchangeの略でしたが、最近では証拠金を業者に入れて為替の売買を行う、外国為替証拠金取引のことを指します。
 FXでは、証拠金を元手に貨幣を売り買いして為替レートの変動による差益や、スワップ金利と呼ばれる各国金利差に基づく利益を受け取ります。為替差益を目的とした売買はある程度のテクニックが必要なので、はじめたばかりの人はまずスワップ金利を目的とした方がいいでしょう。
 FXは、初心者にもはじめやすい投資方法です。証拠金は数万円単位であるので少額からでもはじめられますし、売買手数料が少ないので何回でも取引ができ、取引市場に出向かなくてもネット操作で手軽に取引ができるからです。また、外貨預金などは銀行の開いている時間だけの取引ですが、FXは平日はほぼいつでも取引ができます。
 株のように多くの銘柄から選択するのではなく、国の貨幣を買うので会社の倒産による資産の消滅はありません。ただし、最低限のリスクコントロールは自分自身で行わなくてはなりません。初心者でも、為替変動で含み損が大きくふくらんだ時に被害を最低限に抑える「ロスカット」ルールは知っておく必要があります。
 FXではスワップポイントという独特なルールがあり、これをうまく利用することで毎日何もせずとも収入を得続けることができます。FXは外貨預金に似ていますが、外貨普通預金は低金利高手数料です。外貨定期預金は金利は高めですが、預け入れ期間が決まっており、その時々の為替レートに合わせて売りと買いを決めることができません。
 FXで投資をすることは自分で資産の増やし方を決めるということなので、運用を完全にお任せにできる信託投資と比べると不安を感じるかもしれません。しかし、FXは必要ならぱリスクをおかしすぎず自分のやりやすい範囲での投資を自分で決めることができます。自分の大事な資産ですからよく理解して納得のできる増やし方を試みてはどうでしょう。

外国為替FXのしくみ

 「銀行間取引市場」のことを、一般的には「外国為替市場」と呼びます。株式でいう東京証券取引所は実際に存在する場所ですが、為替市場は場所は存在せずネットワークのみで成り立っています。
 国内、国外の銀行や証券会社などの金融機関が主に参加している取引市場で、ここで取り引きされるレートが計算されて「為替レート」になります。FXの初心者入門をした人は銀行間取引市場に直接参加するわけではなく、取引業者を介して行います。
 FXの初心者入門では投資総額の一部を証拠金として業者に入金し、実質の取引の差額は業者から借りる形で通貨を売買します。このように、実際の資金より高い額の取引を行うことを、てこをいみするレバレッジと呼びます。
 FXの初心者入門ではこのレバレッジを活用することで発生するリスクをコントロールしたり、為替差益やスワップ金利を高額にすることができます。レバレッジが大きくなるとリスクも増えますが、その分だけリターンも増加します。20%の外貨預金に相当する資産を形成する時は、年利2%の金利をレバレッジ10倍で持つなどという考え方です。
 高レバレッジをかけて取引をすると為替差益もスワップ金利も高くなりますが、その分リスクも増加します。レバレッジを一時的に小さくして相場の急落急騰に対応させることもできます。
 今や、自分の財産は自分で守り殖やす時代です。大手の証券会社でも倒産リスクがあり、そして年金も十分ではありません。豊かな老後を手に入れるために、FXの初心者入門に入ることはきっと有効なツールになってくれるでしょう。

FXの利益について

 FXの仕組みは、スワップポイントと為替差益で利益をえるというものです。スワップポイントの魅力の一つに、こちらは何をしなくても利益がひとりで増えていくという、特にFXを始めたばかりの人にとっては喜ばしいものがあります。
 これは為替取引をする際の2国間の通過の金利差によって発生する、金利差調整分です。FXでは、低い金利の通貨を売って高い金利の通貨を買うことにより、そのときに出る金利差分がスワップポイントとで、利益として入ってくるという仕組みになっています。
 このスワップポイントは日ごとに加算されていきます。例を上げて簡単に計算してみると、現在1万ドルを買って毎日約100円の場合、買ったあと1ヶ月間そのままにしておくだけで、月に約3000円が利益として得られるということになります。このような利益は、FXを始めた人であれば、おさえておかなければならない利益です。もう一つの利益が、為替の変動による為替差益です。1ドルを110円で買い、120円で手放すことができれば、差額の10円を得ることができるという仕組みです。
 ここで覚えておかなければならないのは、外貨預金はドルの「買い」しかできないため、このような形しかありえないのですが、FXならば「売り」もできるので、1ドル140円のときにドルを売って、120円で手放すことで利益を得るということもできるということです。
 また、為替相場がどんどん変動するこの時代、日本の貨幣だけを持つことは潜在的なリスクがあります。FXを始めたのであれば、今ある資産を減らさないようにするのはもちろんのこと、日本円だけに固執しないで複数の外貨を保有することも大変重要といえることができるかもしれません。

スワップ金利とは

 少ない元手だけれど外貨の取引をしたい時、FXという方法があります。証拠金という一定の額を担保に業者を介して取引をする方法です。FXは”日本円を払ってドルを買う”等の2国間の通貨を使って取引をします。
 スワップポイントや為替差益で利益を得ます。外貨預金よりも手数料が安く、平日は24時間ほぼいつでも取引ができます。また、金利の低い国の通貨を払って金利の高い国の通貨を買うと、わずかですが金利差が生じます。これがスワップポイントとして利益になります。
 FXで他国の通貨を買う場合、現状で金利の低い日本円を使う限りはスワップポイントが加算されて毎日少額ずつですが利益になります。ただし逆に、売りを行うとマイナスの金利が発生します。例えば日本円で米ドルを取引する場合、アメリカの方が金利が高いので、FXでは日本の金利とアメリカの金利の差分のスワップ金利を受け取ることができます。スワップポイントは日々変動しますが、今のところ1万米ドルが1日160円程度です。
 このスワップポイントを上手に活用すると、売買を重ねずとも持っているだけで毎日の利益になります。スワップポイント自体は為替変動リスクとは無縁なので、金利が大きく変わらない限りはコツコツと着実な利益が見込めます。
 相場の動きが読めない人でも、スワップ金利を上手に利用することで年利20%程度の資金運用ができるようになります。運用利益を高めながら、危険度の低い投資ができるのです。

スワップに向く外貨

 スワップポイントで利益を欲しい時に一番適している通貨は、どこの国のものでしょう。FXの魅力のひとつに、取引可能な通貨ペアがたくさんあることが挙げられます。
 米ドル、英ポンド、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなどが広く取引されています。他にもトルコリラ、南アフリカランドなど多岐に渡ります。少しでも高いスワップポイントを狙うなら、金利の高い通貨を選びます。毎日加算される額なので、1円2円の差も見逃せません。南アフリカランドやニュージーランドドル、豪ドルなどは高金利です。
 ただし、このような通貨は変動幅が大きいというリスクがあります。全体の取引量が多くないためです。また、金融マーケット情報が少ないのである日いきなり変動する危険性もあります。FXに少し慣れてから手をした方がいい通貨です。最初に買う通貨としては、米ドルが向いています。市場が大きく取引量が多いので情報も入りやすいですし、相場の分析も活発に行われています。
 金利も比較的高いので、スワップ金利もそこそこ入ります。これらを総合して、初めての人でスワップを軸にFXの取引をはじめる場合、米ドルや豪ドルなどが適切です。米ドルの売買を介してFXに慣れたら、少しずつ他の貨幣についても調べて持てるようにします。
 単一の貨幣を所有している状態では、急な変動が起きた時の影響が大きいのでリスクを分散しておいた方が安全です。

スワップ金利の高い国の問題点

 低金利通貨を売って高金利通貨を買うことが、スワップ金利を手に入れる基本です。スワップポイントは金利の差によって決まるので、片方の金利が変われば必然的にスワップポイントも変わります。
 2国間の金利差に基づいている以上、この先日本の金利が上がれば金利差が小さくなり、スワップポイントもそれに伴って小さくなります。そして今後ずっとFXでスワップ金利で利益を得るつもりでいても、金利の変化によって当初の予定どおりの安定収益は得られない可能性があります。また、高金利通貨でさえあればそれでいいのかというと、そううまくはいきません。
 金利の高い国には金利の高いなりの理由があります。成長性の高さの他にも金利の高くなる理由があるのです。高金利通貨の国はカントリーリスクが他の国より高かったり、インフレ率が高い場合があります。インフレでお金の価値が下がってしまうとFXでは為替差損の方が大きくなりすぎる危険があります。
 金利の高い通貨は取引額が多くないものが多いため、レートの変動が急激になることがあります。FXでスワップを狙うなら、値動きが少ない安定した通貨でなければなりません。
 FXにおいて、確かに外貨を保有してさえいれば何もしなくても毎日スワップポイントは入りますが、やはり最低限のリスク管理はしておきましょう。考えておくべき事は、このスワップポイントはどのくらいを目的に運用するのか、何年後に幾らまで増やしたいのかをしっかり把握すべきでしょう。

バーチャルトレード

 いざFXで資産を動かす前に、自分は上手にできるかどうか、どんなことに気をつければいいか訓練してみたいと感じている人もいるでしょう。
 擬似的にFXを試してみたいという人には、インターネット上で無料で参加できる、バーチャルトレードというFX取引のデモ版があります。バーチャルトレードの操作画面は参加先によって違いますが、正式利用時とよく似た操作画面がほとんどなので、業者選定の参考にもできます。レバレッジの仕組みや資産の投入バランスなど、実際に扱ってみないと感覚的にわかりにくいものもバーチャル取引で体感でき理解につながります。
 『学問なしの経験は、経験なしの学問にまさる』といわれるほど経験は重要です。用語やチャートの意味がわからなくても、バーチャルトレードを通して体感的に把握できる部分もあります。バーチャルトレードは期日を区切ってコンテストをしているところもあり、FXの初心者入門として挑戦もできます。
 資産を増やして景品を獲得することもできます。仮想のトレードで様々な局面を経験することにより、予期せぬ相場変動が起きた時の心構えが養えます。FXの初心者入門はメンタル面も重要。バーチャルの取引を通じて、自分にあった投資方法やルールを確立しましょう。
 遊びの感覚で大損してみるのも逆に面白いですし、逆に本番のつもりで真剣に挑むのも自由です。
 本番で失敗を避けるには、仮想の取引のうちに勘違いしそうな操作や手数料の計算関係をこなしておくといいでしょう。難しそうなFXですが、頑張ってスキルを身につけ、強力な武器にしたいものです。

初心者のFX投資スタイル

 FXによって、取引をはじめて最初の年で資産を何倍にもした人がいるという話があります。未経験者が資産を10倍にしたとか、1日に数万円ずつ稼ぎ続けている等々のすごい話はいくらでも転がっていますが、全員が成功者になれるとは限りません。
 初心者FXで成功した人がいたとしても、初心者FXの全てがうまくいくわけではありません。色々な人の言葉を片端から盲目的に信用し、それでいて失敗すると相手のせいにする人は成長がなく、いつまでも初心者のままです。
 相場の分析意見や情報は、なるべく厳選して活用しましょう。これはと思ったもののみをチェックし、そして自分の責任において取引を行います。初心者FXなら、リスクの少ない長期投資からはじめるといいです。3〜5倍程度の低レバレッジで、スワップポイントをコツコツ貯める方法です。
 一万米ドルを保有すると毎日150円弱のスワップポイントがつきます。これは、60万円程度の資金でレバレッジ2倍を維持できます。レバレッジを低く押さえておく限り、変動値が高くとも強制ロスカットにはなりません。
 自分なりの取引ルールができるまでは、スワップポイントを効果的に活用し頻繁な売買をせずに利益を積み重ねてもいいですね。あるいは、相場変動狙いで一時的にレバレッジを効かせたトレードをしてもいいと思います。
 初めての人は、早めに自分なりの取引ルールを組み立ててリスクをコントロールすべきです。過度のリスクは犯さずに元本を守り、チャンスを見いだしてそれに賭けるスタイルを作り上げることができれば、初心者でも安泰です。

初心者FXの注意点

 急な円安や円高による為替変動は、初心者でなくても危惧する事態です。為替相場は戦争、地震、天災、政策などで大きく変動しますが、戦争も地震も、チャートを見ても情報を分析しても入ってきません。
 たとえ勉強を続けても、未来を知る能力でも身につけなければ自然災害などはわからず、為替の完璧な予想もできません。何かしらのメンタルトレーニングを積んだ人なら別ですが、FXを初めたばかりで円の暴落に直面したらほとんどの人はパニック状態でしょう。
 また、一度や二度の変動を経験しても、次の瞬間に未曾有の大変動が起きる可能性は常にあり、油断できません。とっさの判断を誤り、後悔してもしきれない行動を取ってしまうかもしれません。機械的なストップロスを入れることにより、自分自身がパニックに陥っても自動的に損失を一定額に抑えることで次の買い場を待てるようになります。
 ストップロスは、含み損がある程度の大きさになった時にそれ以上の損が出ないよう出す決済注文です。ストップロスを入れることができなかったため、身動きできないほどの含み損を抱え込む人もいます。小さな損を取ることで大きな損を回避することは、資産のコントロールをする上でも大事です。
 ストップロスによって損をうまくコントロールして、FXを続けられなくなるほどの額にならない水準を維持することができれば、また次の買い場に挑むこともできます。初心者にとっては、一回の失敗が大きくなりすぎて取り返しがつかなくなることだけは回避すべきです。
 そのためにも最悪の事態を予測して手を打っておきましょう。

初心者向きの外国通貨とは

 業者が扱う通貨の組み合わせは増加傾向にあるようです。通貨にはそれぞれクセがありますが、その中から得意な通貨を見出し、その通貨を軸に取引ができればこれほど心強いことはありません。
 とはいえ、カントリーリスクを低く抑えるには複数の分散投資が必要です。外国通貨には、取引量の多い主要通貨(米ドル・ユーロ・英ポンド・日本円など)と、取引量の少ない準主要通貨(豪ドル・NZドルなど)があります。
 準主要通貨は主要通貨に比べると取引量が少なめですが、取引量の少ない通貨ほど少しの変動でレートが大きく動きます。世界の基軸通貨は米ドルです。ドル建てで取引が行われる品目は多く、投資でも実際の取引でも盛んに取引されています。
 チャート表だけでなく情報や分析を知りたい時、米ドルならばFXのフォロー記事も多く、通信社の情報もたくさん入手できます。世界でいちばん取引が盛んなのはユーロ/ドルで、ユーロは円と米ドルとならび、主要三通貨の一つです。上昇、下降が明確でとても素直な通貨といえます。
 準主要国通貨であるニュージーランドドルやオーストラリアドルは、資源国で高金利国の通貨であることから、スワップ狙いに適しています。
 よりスワップポイントが高い通貨はニュージーランドドルです。どちらも高金利、高スワップが魅力なので、利下げ、利上げの話題が注目されます。
 英ポンドは、ハイリスクハイリターンの外国通貨として知られています。初心者のFX投資では、慣れてきたら少しずつ手をつけるくらいでいいでしょう。

FXスワップ生活を目指して

 毎日のスワップだけで生活費を稼げたら、という願望を持つことはありませんか。計算上ではありえない話ではありませんが、いざ実行する段になって何か問題点などはないでしょうか。
 FXを運用している人の中には、スワップ派と呼ばれる人たちがいます。値動きによって発生する含み益や含み損に左右されず、スワップポイントを貯め続けるものです。
 例えば、米ドルを2万ドル買います。長期の相場変動に耐えうるよう、資産は大めに入れます。1日125円のスワップポイントが入る場合、一ヶ月持ち続けるだけで3750円です。
 FXには強制ロスカットというシステムがあり、これが発生すると大きな損が出ます。ロスカットを回避するには、耐えうる額を想定しながら資産を投入することです。どこまでのドルの下落を想定するかによって入れておく資産額は異なりますが、過去の資料などを参考にするといいでしょう。
 スワップ金利で得た利益を更なる資産に回し、そこで買い増して更に多くのスワップを得ることができれば理想的です。
 外貨をたくさん保有できれば、取引をせずとも毎日高額のスワップが入ります。そんな投資スタイル、スワップだけの生活もFXでは充分可能です。

スワップ金利向きの取引業者

 スワップ収入を視野に入れて中長期の戦略を考えるならぱ、選定業者も考慮しなければなりません。信頼性の高く安定したFX業者を選ぶことは、基本中の基本です。
 長いスパンで運用を考えるなら、業者も長く続くところでなければ話になりません。堅実、確実なところを選びましょう。サービスがよくても経営に問題があるところでは長く預けておけません。信託保全がなされているかどうかもチェック項目です。
 FX業者に預けた資産が目減りしないよう、預託金という形で銀行に預けるシステムです。FXの取扱業者が倒産しても、預けていたお金は銀行によって保証される仕組みです。スワップ金利を業者毎に比較することも大事です。
 なるべく高いところを選びましょう。ほんの数円の差ですが、スワップの値は業者毎に違っています。長く運用するのですから、ほんの少しの違いでも歳月が積もれば大きな金額になります。
 三貴商事のくりっく365、セントラル短資オンライントレード、外為どっとこむなどがスワップ派と呼ばれる人たちが開設する口座です。特にくりっく365は税制優遇があり、将来の運用利回りを考えると税金対策は大きなポイントになります。

FX投資の税金マメ知識

 FX投資で儲けた!とうまく行ったら、次はFXの税金をマスターしましょう。
 税金は、給与や事業などによる所得にかかる所得税と、株式や先物投資などのように特別な税率が決まっている分離課税があります。
 FXは雑所得として申告して、儲かった分は多く給与があったと計算し、所得税として税金を払うことになります。
 複数の取引業者でFX投資をしていた場合は、損をしている口座も儲かっている口座も合算して申告できますが、トータルで損失が出ていても、他の所得から損失を差し引くことはできません。
 FX投資のための必要経費は差し引くことができるので、手数料や購入した資料などは記録や領収書を残して賢く税金を払いましょう。
 FXを週末副業にしてお小遣いを稼いでいる人も多いのではないでしょうか。FXで儲かった分にも、しっかりと税金がかかってきます。
 所得税の中に雑所得として合算して税金を払うことになるので、儲けの10%程度は税金として出ていくくらいのコスト管理が必要になってきます。
 ただし、年間の儲けが20万以下の場合は、申告して税金を払わなくてもいいことになっています。電卓を叩くと、月1.6万…お小遣いには丁度いいかも知れません。
 FX投資の利益には、株式や先物取引に設定されているような分離課税などの税制優遇がありません。どちらもやっている場合は、トータルの損益を合算できないので注意しましょう。FX向けの税金優遇政策として、2005年から「くりっく365」(取引所為替証拠金取引)というものが設定されています。
 手数料が高いことが難点ですが、700万円以上の利益が出ている場合は税率が割安になったり、損失を3年間持ち越せるなどの税金優遇が受けられます。

FXシステムトレード

 FXだけでなく、金融商品をトレードして利益をあげようとする場合、ついデータに振り回されたり、感情で判断したりしまいがちです。
 システムトレードとは、そういった人間的な感情を差し挟まずに、機械的に決められたルールに則ったトレードを行うことを指します。為替相場、スワップ、レバレッジなど多くの要素が組み合わさって複雑に変動し続けるFX投資では、一時的な感情に左右されずに、システムトレードによってコンスタントに利益を出すことができるようになると言われています。
 実際にFX投資でシステムトレードをすると決めたら、ルールを変更することなく機械的に売買することが大切です。
 コンピュータにシステムトレードのプログラムを組み込み、自動売買する方法が近年増えていますが、個人でも表計算ソフトを使ったシステムなどで応用できるので研究してみると面白いかもしれませんね。
 FXで利益をあげるためには、一時的な感情や溢れかえる情報に左右されることなく、売り時、買い時をシステム化して機械的にトレードすることが、コンスタントな結果につながります。FX投資のトレードをシステム化するには、設計、テスト、検証、運用のプロセスをたどります。
 システムトレードの設計をする場合は、移動平均線、オシレーター系のチャート上で、売るタイミング、買うタイミングを分析し、ルール化します。テストは、FXの過去のデータを使ってテストを行い、安定した結果を出すかどうかチェックします。
 海外では、FXに限らずどの投資でも、システムトレードという考え方が浸透しています。プロがコンピュータで本格的に組み上げたプログラムも近年増えてきています。FXのシステムトレード入門としては、表計算ソフトや、システムトレードツールが出回っているので、機能や操作性を確かめながら、自分のルールを作っていきましょう。

FX投資のリスクリスクコントロール

 FX投資は、資金が少なくても、レバレッジを使うことで、大きな金額を扱うことができます。変動し続ける為替や金利をある時点で買うことをポジションを取るといい、そのポジションに対して、1倍、2倍、3倍といったレバレッジを設定しておくことで、変動後のFX投資の利益も1倍、2倍、3倍となります。
 リスクとしての損失ももちろん、1倍、2倍、3倍です。
 FX投資でリスク管理をする場合のキーワードは、レバレッジのコントロールといえるでしょう。リスク管理とは、取ったポジションが変動して損失が発生したときに、どこまでが安全圏かを判断し、安全圏を超えた場合は、速やかに損失を確定して手を引くことに尽きます。
 レバレッジを1倍に設定したときは、いくらまでの損失が安全。2倍のとき、3倍のとき、と、常に安全圏を意識し、FX投資のリスクをうまくコントロールしましょう。
 FX投資では、みなさんの命の次に(命より?)大切なお金が、運用によって増えたり減ったりします。
運用して増やそうと思っているのに、減ったりしたら困ってしまいますね。読みが外れて、一晩で数百万もの損失が出たら、奥さんや家族に打ち明けたり、いつもどおり会社に行って平常心で仕事をしたりできるでしょうか。
 リスクコントロールをしっかりして、FX投資で失敗しても、大切なお金はもちろん、家庭や社会的信用まで失わないように心がけたいものです。FXで扱う対象は、時々刻々と変動しているので、予想と反した動きで損失が発生しても、流れが変わって利益が乗ることもあります。もちろん、さらに損失が拡大し続けることの方が多いと言われています。
 FX市場の動きが予想外だった場合、多くの人は焦って手を引こうとするので、大抵は引き際をためらっているほどリスクは大きくなり、損失が拡大していきがちです。
 リスクばかり強調しているようですが、FX投資ではレバレッジといって、少ない資金を元に大きな金額を取引できる仕組みがあります。大きな利益を狙おうとするほど、リスクも大きくなっていきます。レバレッジが1倍の場合は、元手が少し、あるいは大きく減る程度ですが、レバレッジを高く設定していた場合の損失は、場合によっては元手の何倍にもなってしまいます。
 リスクとイコールともいえるレバレッジをうまく使いこなして、こつこつと利益をあげていきたいですね。
心理を利益に変えるゾーンFXシステム×5通貨

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